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花谷修一
市民のミカタへ
  • 新型コロナウィルス
  • あなたの予想は?
  • 優れた論説を紹介してください。
緊急事態宣言も5月31日まで延期されることになりました。果たしてこの日までに終息の兆しが見えますでしょうか?
たとえそうであっても、これからの経済はどうなるのでしょうか? この嵐が過ぎ去った後の世界はどう変わるのでしょうか? 

テレビをつければ朝から晩までコロナばかり、インターネット上でもこの話題でもちきりです。
確かに自分の身にいつ襲いかかるか気が気でありません。たとえ自分が罹患しなくとも、この社会が一体どうなるのか無関心でいられる人はいないはずです。

専門家、有識者と言われる人がいろんなことを言っています。中にはなるほどと思わせる優れた論説もあります。
そこで市民のミカタ読書会では皆さんからこのような論説を紹介していただき市民のミカタ的批判を加えて論じ合ってみたいと思います。


また皆様からの独自のミカタ 意見を末尾の投稿蘭よりお寄せください。
新規ページを起こしていただいても結構です。
合わせて アンケートへの回答をお願いします。
1
ジェームズ・スロウィッキー 「みんなの意見」は案外正しい  角川書店 2006
情報が少なく誰もがどうなるのか、どうして良いのかわからない時 専門家の意見よりも集団の意見の方が正しいのだと言う本。ましてや緊急事態とて一人の権力者に権限を委ねた時その者が犯す間違いは計り知れない。
多様性 独立性 公開性が保障される社会において構成員がよく考えて出された結論は 専門家や権力者、一人の個人より常に知的に優る。多様性 独立性 公開性が重要な所以である。
現下の新型コロナウィルス禍に対して アンケートはこの思想に基づいて作った。
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2020/04/07    花谷修一
2
サピエンス全史」のユヴァル・ノア・ハラリ氏、 “新型コロナウィルス”についてTIME誌に緊急寄稿! Web河出
■隔離しても感染は拡大する。
人類の歴史上ウィルスとの戦いは何度もあった。今程 グローバルでもなかった14世紀 ペストの流行においては世界の人口4億人の内1億人が死んだ。人の行き来を制限するだけではウィルスとの戦いは不十分である。
■ウィルスは手を変え品を変え強力に変異する。
■これと戦うにはグローバルな協力が必要である。一国だけで抑えることは出来ない。天然痘との戦いでそうであったように貧しい国も豊かな国も全ての国の人々が一致団結しなければならない。
豊かな人、豊かな国だけの解決などないのだから
■そのためには信頼が必要である。現下のコロナウィルスでは中国が情報と教訓の数々を持っているはずだ。その中国に国際的な信頼を寄せることができるか? またミー・ファーストのアメリカに信頼を寄せることができるか?
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2020/04/07    花谷修一
3
コロナ後の世界に警告 「サピエンス全史」のハラリ氏 日本経済新聞
「新型コロナ危機後は違う世界になる」と警告
新型コロナの嵐はやがて去っても人類は存続し、私たちの大部分もなお生きているだろう。だが、私たちはこれまでとは違う世界に暮らすことになる。
平時では何年もかけて検討される技術や制度が何のためらいもなく採用される。未熟で危険さえ伴う技術の利用を迫られる。多くの国で、国全体が大規模な社会実験のモルモットにされる。
特効薬だと喧伝される薬、テレワークとかオンライン教育とかで互いに離れた距離からでしかコミュニケーションを採らない仕組み、そして空前の現金支給 これらはその弊害に思いを寄せることなく採用される。
そしてビッグデータを使った監視技術、無条件にこれを採用できる中国のような全体主義に傾斜することが コロナウィルスとの戦いで効果をあげたとしても、負の側面がいずれ人類に災禍をもたらす。
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2020/04/07    花谷修一
4
ジャレド・ダイアモンド 銃・病原菌・鉄 草思社文庫 2012
東西に長いユーラシア大陸で先に文明が起こった。なぜか? 
人の移動 家畜の移動が容易で、家畜と共存することが容易であった。
そして家畜由来の病原菌とも共存してきた。とは言っても人々同士の戦い(戦争)よりも病原菌との戦いの方がはるかに凄惨で犠牲も多かった。しかしその都度、免疫をつけ新たな文明への活動源になった。そして16世紀になってスペイン人が南北に長いアメリカ大陸に進出した時には免疫のない現地人を銃を使うこともなく征服できた。
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2020/04/07    花谷修一
5
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2020/04/08    下重 喜代
6
「ウイルスは撲滅できない」福岡伸一さんが語る動的平衡 朝日新聞ニュースレター
「動的平衡」で名を馳せた人気者の福岡伸一博士らしい論説であるが、そうかもしれないというフィクションである。
以下の文章がポイント
「ウイルスは構造の単純さゆえ、生命発生の初源から存在したかといえばそうではなく、進化の結果、高等生物が登場したあと、はじめてウイルスは現れた。高等生物の遺伝子の一部が、外部に飛び出したものとして。つまり、ウイルスはもともと私たちのものだった。それが家出し、また、どこかから流れてきた家出人を宿主は優しく迎え入れているのだ。なぜそんなことをするのか。それはおそらくウイルスこそが進化を加速してくれるからだ。親から子に遺伝する情報は垂直方向にしか伝わらない。しかしウイルスのような存在があれば、情報は水平方向に、場合によっては種を超えてさえ伝達しうる。

 それゆえにウイルスという存在が進化のプロセスで温存されたのだ。おそらく宿主に全く気づかれることなく、行き来を繰り返し、さまようウイルスは数多く存在していることだろう。

 その運動はときに宿主に病気をもたらし、死をもたらすこともありうる。しかし、それにもまして遺伝情報の水平移動は生命系全体の利他的なツールとして、情報の交換と包摂に役立っていった。」

ウィルスは「生命系全体の遺伝子情報の水平移動」、それが「生命系の情報交換と包摂」に役立っていると言われても人類にとっては厄災でしかないのだが、そういうことかもしれないと思って精一杯抗うことが重要なのだと思う。
そうすることで人類の進化を加速し、人類が文明を築いて来たのだろう。
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2020/04/10    花谷修一

ウィルスは厄災でしかない。人間はこれ以上生物学的進化など必要ないと思うからだ!
2020/04/11    花谷修一

ジャレド・ダイヤモンド 「銃・病原菌・鉄」 を読んで考え合わせるとウィルスとの戦いの勝利が人類の発展、文明の礎となったと考えられる。
またマーティン・J・ブレイザー 「失われていく我々のうちなる細菌」[id357#581]と考え合わせると、ここでいう種の情報の水平移動が 人類という種を出現(生物学的進化)させたのかもしれない。
2020/05/09    2020/05/30    花谷修一
7
■今こそベーシックインカムではないのか!
申請によって一時的に現金給付を行うのとベーシックインカムとは全く異なる。
ベーシックインカムは基礎的所得として毎月継続的に全国民に一律かつ無条件に現金給付を行う制度だ。そして国民には後になって累進課税であるところの所得税を払っていただく。この時「マイナスの所得税」という概念を持ち込んだのがフリードマンであり、彼の言うベーシックインカムの一つの方法である。
国民全員に給付されるが、所得のない人少ない人にはマイナスの所得税となる。この制度で人は決して怠けたりしないと言うのが、ルトガー・ブレグマンが「隷属への道」で紹介している。
今政府がやろうとしていることは条件に適合する人の申請によって現金給付を行うとするものだ。所得を証明する書類を揃えて申請し行政による審査を行った上でやっと実行される。これではスピード感に欠ける。何より行政コストが肥大化する。
フリードマンはハイエクと並ぶ新自由主義者の旗手である。フリードマンのベーシックインカムは社会主義的な政策ではなく行政の恣意的な決定を排除し行政の権力を抑制するものである。
今日のような危機的な事態においては、どうしても政治権力が肥大化する。だからこそシンプルで透明性の高い政策が望まれるのである。
今の現金給付がいつまで続く? 政府は このコロナは緊急事態宣言の1ヶ月で終わると思っているのだろうか?
こんな現金給付では財源の問題というよりも行政が肥大化すること、そうでなかったらモラルハザードが起きるのではないかと危惧する。それに対して徴税の仕組みは確立されたものでありベーシックインカムは税率を変更するだけのことである。
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2020/04/10    花谷修一

反緊縮派としてMMTを唱える政治家は多いが、今の日本でベーシックインカムを唱える政治家はいない。ベーシックインカムを唱える識者、学者にはもっと声をあげてもらいたい。
2020/04/10    花谷修一

ローマカトリック フランシスコ教皇が復活祭の日(4/12)に 「今こそベーシックインカムを検討する時」と提言した。 
2020/05/09    花谷修一
8
コロナ禍はいつ収まるのか 京大・山中氏が出した答え  日経新聞
山中先生は言います。「新型コロナウイルスとの闘いは短距離走ではありません。1年は続く可能性のある長いマラソンです」
みんなの意見

山中先生による「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」から多くのことを教えてもらっている。
研究者として何らかの貢献をしたいという姿勢に好感が持てる。

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2020/04/11    2020/05/14    花谷修一
9
■新型コロナ 世界にとってこれが人類史上最大の危機である理由
致死率、感染力が高いだけではない。
sars mersの時に比べて政治への信頼感、国際協力、リーダシップが決定的に欠如している。
そして世界中に以下のような不信が渦巻いている。
ハラリによればウィルスとの戦いにおいて重要なのはグローバルな協力だというのに。(上記2)
1。発生源である中国への不信
2。アメリカ・ファーストのアメリカへの不信
3。中国に忖度したと言われるWHOへの不信
4。PCR検査の少ない日本の対応への不信
5。日本政府の経済対策への不信、政府への不信

タイルの資料は天然痘との闘いの歴史であって「人類初の勝利」の物語である。
「人類が、国籍、宗教、人種などの違いを超えて天然痘根絶に向かって一致協力してそれを成功させたことは、今猶、戦争、紛争、宗教などで争っている人類に対して、協力すれば未来を切り開けるという明るい可能性を示唆している」
と結ばれている。
しかし今回のコロナとの闘いにおいては、互いに協力する信頼感が失われているのである。
これが何より本当の危機の理由であり人類史上最大の危機である。

タイルの記事は天然痘の歴史について非常に興味深い内容であったが何故か削除されている。
代わりに「天然痘根絶 歴史と疫学」をここに掲示する。
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2020/04/14    2020/05/22    花谷修一

中国の現場では去年からわかっていたという。その隠蔽体質がなければ、こんな大事になる前に抑えられていただろうに!
2020/04/14    花谷修一

sarsの時はアメリカはいち早くCDCの専門家を中国に派遣して支援したという。
しかしトランプ政権は「中国に協力するな。彼らは敵だ」ということらしい。そして中国との責任のなすりつけ合い。
またWHOに対しても敵意を剥き出しにして拠出金を止めるという。
2020/04/15    花谷修一

ジェンナーの種痘の発見以来200年を経て1970年代に天然痘は根絶した。
これはWHOと人類の輝かしい成果である。sars mars エボラ出血熱の時もWHOの貢献は欠かせない。
しかし 今回の新型コロナに関してはWHOのリーダーシップはみる影もない。
2020/04/15    花谷修一

PCR検査数を増やすと政府は言うが実態が伴っていない。
現場を知らない政府、官僚の勝手な判断か、元々現場力が失われて来た日本の実力なのか?
検査をしなければ感染者数の総数がなぜわかるのか? コロナによる死亡者数も正しくカウントされているのか?
との疑念
2020/04/14    花谷修一

コロナによる死者よりも自殺による死者の方が多くなるのではないかとも言われる。
経済対策が何故これっぽっちなのか? モリカケ、サクラを見る会等々 財務省に弱みを握られいるからなのか?
コロナに負ける前に、このままでは日本経済は沈没する。優雅に犬を抱いてくつろいでいる場合か?
    
2020/04/15    花谷修一
10
マーケットはどうなる 日経cnbc
中小企業やフリーランスの方々の苦境が報じられている。
経済に関するみんなの意見のアンケートも概ね悲観的な意見が多い。
ところが市場を見ると結構 楽観的なことに驚く。
日経平均で見ると本日(5/9)の時点で20000円を回復した。(19000円台@4/7)
リーマンショックの時は7000円を割っていたのにである。
これは日銀やGPIFが買い支えているためなのか?
世界を見ても今日現在例えばNYダウは$24331をつけている。
ネット上には「今仕込んでおけば儲かる」のような記事が散見される。
確かに終わりのない危機はない。
夜明け前が一番暗いとも言われる。
今(このコメントを最初の投稿した日4/7)が夜明け前か? いや薄明からんできたのか?(5/9)
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2020/04/07    2020/05/09    花谷修一
11
藤原辰史 パンデミックを生きる指針
1.起きうる事態を冷徹に考える
  -甚大な危機に接して、ほぼすべての人びとが思考の限界に突き当たる。
   だから、楽観主義に依りすがり現実から逃避してしまう。
   しかしそのような楽観主義は空振りに終わるのが歴史の冷徹な事実である。
2.国家に希望を託せるか
  ーデータを改竄したり部下に改竄を指示するリーダに託せるか
  ー異論に寛容なリーダーであればより創造的な解決策を提案できただろうに
3.家庭に希望を託せるか
  ー家庭崩壊 最早 子供にとって家庭は安全な場所ではない。
4.スペイン風邪と新型コロナウィルス
   -参考にすべき歴史的事件は、SARSやエボラ出血熱よりも「スペイン風邪」
5.スペイン風邪の教訓
第一に、感染症の流行は一回では終わらない可能性があること。スペイン風邪は三回の波があった。しかもウィルスは変異して2回目のほうが致死率が高かった。
  第二に、体調が悪いと感じたとき、無理をしたり、無理をさせたりすることが、蔓延をより広げた。
  軍隊組織では異議申し立てができなかった。
  第三に、世界現代史は一度だって看護師などのケアの従事者に借りを返したことはない。
  第四に、政府が戦争遂行のために世界への情報提供を制限した。
  第五に、後年の歴史叙述からも、人びとの記憶からも消えてしまったこと。それゆえに、歴史的な検証が十分になされなかったこと。
  第六に、政府も民衆も、しばしば感情によって理性が曇らされること。
  第七に、医療崩壊ももちろん避けたいが、清掃崩壊も危険であること。
  第八に、為政者や官僚にも感染者が増え、行政手続きが滞る可能性があること
6.クリオの審判
  -人間価値の値切りと切り捨てにいかに抗うか

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2020/04/26    花谷修一

武漢で封鎖の日々を日記に綴って公開した作家、方方は、「一つの国が文明国家であるかどうか[の]基準は、高層ビルが多いとか、クルマが疾走しているとか、武器が進んでいるとか、軍隊が強いとか、科学技術が発達しているとか、芸術が多彩とか、さらに、派手なイベントができるとか、花火が豪華絢爛とか、おカネの力で世界を豪遊し、世界中のものを買いあさるとか、決してそうしたことがすべてではない。基準はただ一つしかない、それは弱者に接する態度である」と喝破した。
全体のためなら捨て駒もやむを得ないという国での勇気ある発言
2020/04/29    花谷修一

私たちの生命系全体は微妙な動的平衡の上に成り立っている。これを壊してはならないということを山極寿一をはじめ多くの環境問題を説く学者が言っている。
2020/05/30      
12
マーティン・J・ブレイザー 山本太郎訳「失われてゆく、我々の内なる細菌」2015  みすず書房
上の藤原辰史の資料で参照されている本
消毒文化の弊害について書かれている。
ある特定のウイルスを体内に長年共生させ、他の病原菌から守る。
私達の身体はこの動的平衡システムである。消毒文化はこのシステムを壊すかもしれない。

一例としてピロリ菌をあげる。
ピロリ菌は胃がんを始めいろいろな病気の原因である。しかし、逆に病気から身を守っている存在でもある。
ピロリ菌は胃酸を調整し食道ガンを抑制し喘息の予防にも役立っているという。
コロナで度々コメンテイターとして出ている神戸大 岩田健太郎氏が コメントしている。
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2020/04/30    花谷修一

「19世紀に始まる細菌学によって、人類は微生物が病原になりうることを知った。そしてカビに殺菌力が見出される。抗生物質の発見である。」とある。
抗生物質は、ある意味「毒を毒で制する」ことで動的平衡を回復させる方法である。当然多用すると動的平衡を乱す。
またそれぞれにDNAは意思を持っている。結核菌のDNAは一度はペニシリンとの戦いに敗れたとしても臥薪嘗胆、今も再起を狙っているのである。このようにして常に細菌と抗生物質のイタチゴッコの戦いは続いている。私たちは抗生物質をこのように理解しなくてはならない。
2020/05/30      
13
シンガポールに調査会社(blackbox-research)による23の国の自国のリーダーシップについての調査
調査対象分野:政治、経済、地域社会、メディア
調査方法:an online nationally representative survey of n=12,592 across 23 countries, aged between 18 to 80. conducted between 3 April to 19 April.

日本は総合評価 平均45点のところ20点にも満たない16点で最下位。
とりわけ政治のリーダシップに対しては5点 
国際的に比較しても如何に政治に対する信頼度が低いかを示している。


また健康危機に対して準備がされてなかったと考える人の割合が最も高く(70%)
如何に備えが貧弱だったかについて驚いたという国民がフランスに次いで高い(78%)
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2020/05/12    2020/05/12    花谷修一

blackboxのceoが言っているように直面している状況が反映しているのかも知れない。
4/3〜4/19といえば日本では危機的な状況が認識されつつあった頃、一方中国は回復フェーズに乗り掛かっていた。
2020/05/12    花谷修一

政治のリーダシップに関しては概して全体主義の国は高く民主主義は低い。
ただしニュージーランドを除いては
ニュージーランドのあの若いママさん首相(Jacinda Ardern)が次の明確なメッセージを出して押さえ込んだ。
「Be kind. Be strong. Stay home. Save lives. We will get through this. 」
政治家は言葉じゃないか!
2020/05/17    2020/05/27    花谷修一

民主主義国と自負している日本は政治のリーダシップの低さもさることながらメディアの評価も最低
朝から晩まで同じような内容のTVのワイドショー。あれでは然もありなん。
2020/05/17    2020/05/17    花谷修一
14
NHKオンデマンド BS1スペシャル 「スペイン風邪 100年目の教訓」
スペイン風邪は第一次世界対戦中1918-1920年に流行し世界の人口の3分の1、5億人が感染し死亡者は2000万人とも1億人とも言われ日本でも45万人が死んだ。
先の藤原辰史がいうようにスペイン風邪から得るべき教訓としてのエピソードが紹介されている。

1。最初はアメリカ中西部で発生したにもかかわらず、なぜ「スペイン風邪」と呼ばれるようになったか?
2。第1波より 第2波が感染力が強く 第2波より第3波が 致死率が高かった。
3。パンデミックは歴史の撹乱要因になる。
 ・スペイン風邪は第一次世界対戦の終結を早めた。
  ドイツ首相 エードリッチ・ルーデンドルフにして 「我々はアメリカに負けたのではない。インフルエンザに負けたのだ」と言わせしめた。
 ・アメリカ大統領 ウッドロー・ウィルソンは世界平和のための高邁な理想を掲げてパリ講和会議に臨んだが自身が感染し気力を失ってフランスに押し切られる。結果 ドイツへの過度な負担がドイツでヒットラーを生みウィルソンは国内で責任を問われてアメリカは孤立主義に傾く。
 ・磯田道史によれば鳥羽伏見の戦いの前に徳川慶喜もインフルエンザにかかり正常な判断ができず家臣の言われるまま挙兵に踏み切ったのだという。
4。セントルイスとフィラデルフィアの例
  セントルイスはフィラデルフィアに比べていち早く行動制限の対策をとって感染者を抑えたが緩和のタイミングを間違えて多くの死者を出した。
5。軍艦 矢矧の感染
6。飛沫感染、接触感染に関する科学的認識の欠如による日本政府のチグハグな対策と庶民の行動
  時の首相 原敬は感染研究所の視察を行い専門家であろう多くの人を集めて演説したがその演説会場で多くの人が感染し自身も帰りの汽車の中で発症したという。

 
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2020/05/14    2020/05/15    花谷修一
2020/05/15    2020/05/17    花谷修一
15
山極寿一 BS1スペシャル 「コロナ新時代への提言~変容する人間・社会・倫理~」
■人類という種は信頼できる仲間の数を増やすように進化した。
人々が移動することによって、集団と集団との関係を築き国が作られグローバルな社会が実現した。
「人が集まる」「人が移動する」は人類が文明を築いてきた基本条件である。
今、接触が禁じられ、移動を禁じられる。これは社会のあり方を根底から覆す。

■「言葉以外のコミュケーション」が奪われた。
信頼は「言葉」だけに依存してこなかった。
身体と身体とが共鳴し合う中で信頼を形作ってきた。
ラグビーのワンチームは肉体と肉体のぶつかり合いの中で培われたものだ。
言葉は後から出来上がったものだから信頼を担保する手段としては不十分である。
言葉だけで信頼は作れない。
ましてオンラインで情報をやり取りできたとしても真の信頼の醸成、教育ができる訳がない。
因みにゴリラの群れの社会は「言葉以外のコミュニケーション」で成り立っている。

■言葉が登場する前に音楽があった。
音楽は音の組み合わせによって「意味を伝える」のではなく「気持ちを伝える」コミュニケーションである。
オンラインでも醸し出される唯一の「言葉以外のコミュニケーション」かもしれない。アフターコロナにおいても大きな意味を持つ

■地球は細菌、ウィルスの惑星である。
悪いウィルスもいれば良いウィルスもいる。まだ遭遇していないウィルスもいる。
その地球の秩序を壊してはならない。その自然環境を壊してはならない。
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2020/05/27    2020/05/28    花谷修一
16
國分功一郎 BS1スペシャル 「コロナ新時代への提言~変容する人間・社会・倫理~」
■疫学は数学
疫学的なもの見方が大前提となって誰も疑おうとしない。
疫学は数学であり、統計は集団でしか人間を捉えない。人間を駒としか見ない。一人一人の顔が見えない。
人間一人一人の生と死の問題であるならば疫学だけでは不十分だ。

■死者の権利の蹂躙
死の際して立ち会うことも許されず、葬儀も行わず埋葬する。人が亡くなったことを大事にしない。
死者に対して敬意を持つということは社会が大事にしてきたことを重んじ守っていくということ。
現在だけある社会
生存以外のいかなる価値も認めない社会 とは何なんだ!

■移動の自由
他の自由にもまして最も重要だ。
近代の人間社会にとって非常に大きな意味を持つ
メルケルの言葉

■民主主義の危機
緊急事態だからと言って行政機関が様々なルールをどんどん作って立法府を蔑ろにされる。

■地域に限定されない。世界的な連帯をしなければ対応できない。
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2020/05/27    2020/05/28    花谷修一
17
冨山和彦 「コロナショック・サバイバル日本経済復興計画」文芸春秋

西田昌弘氏代行投稿
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2020/05/28    2020/05/28    花谷修一
資料の引用